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研修中のキャディには、「プレイヤーがアドレスに入ったら喋らない。動かないように!」と口を酸っぱくして言い続けている。
果たして、言い続けると口は酸っぱくなるのだろうか?
口を酸っぱくすると、言い続けられるのだろうか?
今日は1日で素晴らしい体験をさせていただいた。
まず午前中のキャディ教育、11番グリーンにて。
キャディマスターの朱課長が長いパットを残した。
キャディがピンを持つ。
朱課長がアドレスに入った。
ピンを持ったキャディが、「朱課長、請っ!(ツーカーツァン、チーンッ!)」(朱課長、どうぞっ!)と言ったその時だった。
交代待ちのキャディの中から、「ゴエ〜エッ」という特大のゲップが鳴り響いた。
さすがに、状況が状況だっただけに、今回はキャディから笑いが起こったが、朱課長はそれをものともせずパットを打ち切った。
彼の集中力は賞賛に値する。
私は力が抜けて、その時は怒る気にもならなかった。
午後は机の上の仕事が有ったので、私はキャディ教育には出なかった。
三時半頃になって、コース巡回に出た。
12番のPar3で、キャディ教育の組に出会った。
ティショットを見た後、キャディのグリーン上での様子を観察した。
1打目をオーバーさせた朱課長(なんと、この日2ラウンド目!)がアプローチのアドレスに入った。
その時、静寂を引き裂く「ブオッ!」という炸裂音が、辺りに鳴り響いた。
屁の発生源は、グリーン近くに居たキャディだった。
しかし、またしても朱課長はキッチリ打った。
さすがである!
キャディ達は、朱課長の集中力を試しているのだろうか?
或いは、集中力を養う為の朱課長からのリクエストなのだろうか?
キャディ全員を前にして「ゲップや屁はするなっ!」と言うと、「どうして?」と言われかねないので、「せめて、プレイヤーがアドレスに入ったら、ゲップや屁は音がしないようにやれっ!」と注意すべきかどうか、私は悩みながらこれを書いている。
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